イギリス緑の庶民物語
今、平松紘『イギリス緑の庶民物語』を読み返しています。筆者は法制史研究から環境の領域に進んだ珍しい人です。さすがに法制史家の著作だけあって、実定法の解説書とは異なり、とても興味深い本です。
ロンドン市域の22%をしめる公園が、庶民の旧来の利用権が認められることによって保存されてきたこと、さらにその過程で、旧来の利用権を超えた、オープンスペースとしての役割を獲得していったことが、生き生きと描写されています。ロンドンでは一人当たりの公園面積は30㎡、東京ではそれが2㎡という数値を聞かされると、やはり深刻に考えざるを得ません。そもそも日本人は、自然に対する権利主張をしてこなかったのか。あるいは他の事情でこうなっているのか。また、イギリス以外の国、例えばドイツで、これと同じようなことが著述できるのか、興味深いところです。筆者は2005年でしょうか、お亡くなりになっていて、残念な限りです。
久しぶりに宴会以外の話になりましたか。2月12日には、岡崎で卒論試問後、卒業生追い出しコンパです。
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